2017年2月7日のその原因、Xにあり!は、足の「むくみ」について。
巻き肩を改善する2つの簡単ストレッチ&複式呼吸法で足のむくみがスッキリ!
さらに、着圧ソックスの正しい選び方も紹介されていました。
むくみを改善する体内の3つの「ポンプ」
夕方になるとだるくなり、嫌な痛みまで感じる「足のむくみ」は、多くの女性の悩みのタネですよね。
「足のむくみ」、つまり足に水分がたまってしまうのは「重力」のせい。
足は体の下の方にあるので、立ちっぱなしでいるとむくみやすいのです。
「顔のむくみ」と同様に、「足のむくみ」を改善するには細胞の間に染み出した水分を回収する「静脈」の働きを促すこと!
身体の中で、その静脈の働きを促すポンプのような働きをするのはが「心臓ポンプ」。
そして、顔で言うと「表情筋」、足で言うと「ふくらはぎ」のような「筋肉ポンプ」があります。
実は静脈はゆっくりと流れており、動脈と違ってしっかりサポートしないと流れにくいのです。
ふくらはぎの筋肉を動かすことで、静脈を押し、血液を流すサポートをするのが「筋肉ポンプ」。
この働きが、とても重要です。
そして、その他にも足がむくむ原因が「巻き肩」!
足がむくむのは「巻き肩」が原因
最近はスマホの操作や、パソコンを使う時などに「巻き肩」になっている人が増えているそうです。
「巻き肩」チェック
リラックスして立ち、両手を体の横に垂らす。
そのとき、正面から見て手の甲が身体の前を向き、中指まで見えている人は「巻き肩」の可能性があります。
手の甲が体の外側を向いていれば良い姿勢です。
さらに、耳の穴と肩の中心を線で結んだ時、垂直になっていない人も要注意です。
なぜ「巻き肩」がむくみの原因になってしまうのでしょうか?
お腹には下大静脈(かだいじょうみゃく)という、足から心臓に向かう太い血管があり、流れが良いと足の血液を吸い上げ、余分な水分を回収してくれます。
そこに大きく関わっているのが呼吸。
呼吸を正しくすることで静脈の流れを促す、第3のポンプが「呼吸ポンプ」です。
巻き肩になると、姿勢が悪い為、呼吸が浅くなり、「呼吸ポンプ」の動きが悪くなり、むくみの原因になってしまうのです。
足のむくみ対策(1)「巻き肩改善ストレッチ」
安全な環境のもと 体調に留意して行ってください。
背中の僧帽筋を伸ばすストレッチ
首までしっかり丸めて、背中を伸ばすのがポイント。
3、伸びきったらそのまま大きく2回呼吸する。
大胸筋を伸ばすストレッチ
胸を反らせて伸ばしながら肩甲骨を寄せるのがポイント。
3、そのまま大きく2回呼吸する。
つらい場合は、タオルを使ってもOK!
巻き肩改善ストレッチのルール
・1度に3セット
・1日2回
・悪い姿勢に気づいた時に行う
足のむくみ対策(2)「腹式呼吸」
腹式呼吸は、呼吸ポンプで重要な横隔膜をしっかり動かしてくれます。
お腹に手を当てて動きを確認しながら行いましょう。
3、1セット3分が目安。1時間に1回など、こまめに行うと効果が出やすい。
腹式呼吸のルール
・1セット3分間が目安
・1時間に1回など、こまめに行う
着圧ソックスの正しい選び方
医学的な裏付けのある着圧ソックスを選ぶこと。
そして、箱などに明記されている「hPa」(ヘクトパスカル)という単位の数値。
これは数字が大きいほど圧力が高いことを示していますが、この数値も自身のむくみの程度に合ったものを選ぶのが良く、キツイほど効果が高いわけではないそう。
キツ過ぎると静脈が圧迫され、血液の戻りが悪くなることもあるので、この「サイズ」と「圧力の高さ」が自分に合ったものを選ぶのが重要です。
むくみ改善生活の結果
たんぽぽの白鳥久美子さんと一般被験者3名が朝の足の体積と夕方の体積を計測して比較します。
1日でどれくらいむくむのかを数値化。
最初の計測後、2週間「巻き肩改善ストレッチと腹式呼吸」を行い、ストレッチ効果を検証した結果・・・
朝の両足の体積:6577ml
夜の両足の体積:6775ml
差が+198mlで、約200mlむくんだことになります。
2週間後
背筋が伸び、パッと見でも巻き肩が改善している様子が一目瞭然です。
2週間前は夜になると200mlも増えていましたが、エクササイズ実践後は、朝より夜の方が体積が減ったという驚きの結果に!
これは、水分が呼吸ポンプで吸い上げられ、朝より足の体積が減ったと考えれます。
さらに、ふくらはぎも朝より夜の方が細くなっているという結果に。
一般被験者の全員にも、むくみ改善が見られました。
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