2015年7月21日の林修の今でしょ講座は、医師が教えるダイエット法。
教えてくれるのは、循環器が専門で内臓脂肪にも詳しい名医、池谷医院
院長の池谷敏郎先生。
今までの常識は、「炭水化物(ご飯・麺類・パン・いも類など)を
食べると太りやすい」ですが・・・ダイエットの新説では、「炭水化物は
冷やして食べると太りづらい」。
池谷先生は、昼食に冷蔵庫で冷やしたおにぎりを食べていました。
レジスタント・スターチ
炭水化物は冷えると、一部は消化されにくいでんぷん質になります。
この消化されにくいでんぷん質を「レジスタント・スターチ」と言います。
一度加熱して冷やすことによって、このレジスタント・スターチが生まれます。
炭水化物はもともと消化されやすいので、血糖値が上がりやすく
インスリンが大量に分泌されます。
インスリンは血糖値を下げるために、糖を脂肪に変える働きをしています。
炭水化物を冷やすとその一部が消化されにくい成分に変わるので、
消化されにくく血糖値は上がりづらくなります。
そうすると、インスリンの分泌が減り、脂肪を溜め込みにくくなるというワケ。
冷製パスタ、冷やし中華、冷やしうどんなどが効果的。
ポイントは、冷やして食べること!
冷たくしすぎなくても常温でも効果があるそう。
グレープフルーツ&コーヒー入浴法
今までの常識は、「お風呂はリラックスする時間」ですが・・・
ダイエットの新説では、「お風呂はダイエットに最適な時間で、
グレープフルーツの皮を入れるとさらに脂肪を燃焼しやすい」。
体重60kgの人が30分湯船につかると、12分間ジョギングしたことに相当。
つまり、お風呂に入るだけで約2kmジョギングしたカロリー消費になります。
池谷先生は、夕食後、お風呂に入る前に「コーヒー」を飲み、
浴槽に「グレープフルーツの皮」を入れて浸かっているとのこと。
グレープフルーツの香り成分は、交感神経を活発にさせ、脂肪の燃焼を
高める可能性があります。
浴槽にグレープフルーツを入れなくても横に置いたり、香り成分を入れる
だけでもOK。
コーヒーに含まれるカフェインも交感神経を活発にして、脂肪燃焼を高める
可能性があります。
エイリアン脂肪
今までの常識は、「体重や体脂肪率を気にして脂肪がついた【場所】
は気にしない」ですが・・・ダイエットの新説では、「下っ腹がポッコリ出ている人、
20歳前後から5kg増の人は、突然死を引き起こす毒素を放出するエイリアン脂肪が
ついている」。
突然死を引き起こすエイリアン脂肪は、心臓の周りにつきます。
エイリアン脂肪は、毛細血管を冠動脈に突き刺し、毒素を注入し、
動脈硬化を引き起こします。
通常の動脈硬化は、高血糖・悪玉コレステロール・高血圧などが原因で、
血管の中にコブができて血管が詰まります。
10~20年かけてゆっくりと進行するのが特徴。
それに対して、エイリアン脂肪で起こる動脈硬化は、急激に動脈硬化が
進行して、心筋梗塞を起こし、突然死に繋がる可能性があります。
若い頃から比べて太った人は、脂肪として貯めておく場所が元々少ない
のでエイリアン脂肪ちして心臓についてしまうそう。
さらに、内臓脂肪が溜まっている人は下っ腹がポッコリ出やすく、下っ腹に
ついた内臓脂肪がさらに増えると、行き場をなくして心臓の周りに溜まるそうです。
エイリアン脂肪は内臓脂肪の一種なので、内臓脂肪を落とせばだんだんと
少なくなります。
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